2015年5月13日水曜日

雄勝のモリウミアスという場所と、そこに集う人々



東北復興支援のクラウドマッチングサイト「イノベーション東北」にて、デジタルコミュニケーションプランナーのボランティアをしているTOMAKIです。

僕らがモリウミアス(MORIUMIUS)訪れたのは、4月11日~12日の二日間。約30名くらいの人たちと一緒に、校舎を再生するボランティアを行いました。NPO法人の片も入れば、学生さん、メディアの方、様々な企業の方たちなど、本当に多種多様の方々が、それぞれのつながりやきっかけで集まってきています。

その中の一人が、今回雄勝に訪れた際にインタビューをさせていただいた、須賀百合香さん(冒頭の写真左端)です。現在は、仙台で製薬会社へお勤めで、モリウミアスにはボランティアとして5回以上訪れている方です。そして、須賀さんもいろいろな縁と繋がりで、雄勝のこと知り、モリウミアスへたどり着いた方でした。

そもそもは、女川のイベントで偶然知り合った、雄勝町桑浜に住むご夫婦がきっかけで雄勝に訪れ、モリウミアスのことも知ったそうですが、その後偶然にも会社の研修で訪れることになるフランスのグループ会社の方が、子供と連れてモリウミアスにボランティアに行っていたというご縁から、ボランティアに参加するようになりました。帰国後も会社の後輩や友人たちとボランティアとしてこの学校再生のプロジェクトに関わっているとのことです。

僕もどちらかというと、面白そうなことを見つけてはついつい飛び込んでいくタイプなので、一緒にお話をしていて「そういう不思議な縁ってあるよねー」と、すごく共感しました。



モリウミアス(MORIUMIUS)は、13年前に閉校した旧町立桑浜小学校を再生し、こども達が森や海と触れ合いながら生きる力を育む学びの場として、2015年夏にオープンする複合体験施設です。今回、僕も初めて訪れてみましたが、オープン前にも関わらずすでにたくさんの人たちがボランティアやサポート支援で関わっていることを実感しました。そういう人と人とのつながりって、大切ですね。

7月にオープン予定のモリウミアス。今後もいろいろな人たちと繋がりを提供してくれることでしょう。


モリウミアス | MORIUMIUS - OGATSU
http://www.moriumius.jp


2015年5月10日日曜日

硯と東京駅、モリウミアスの屋根に使われている雄勝石(玄昌石)


カン、カン。
硬い石でつくった硯は、叩くと甲高い音がする。

コン、コン。
少し柔らかめの硯は、微妙に音が違う。少し、低い音。

僕らが訪れたのは、石巻市雄勝にある、雄勝硯をつくる「エンドーすずり館」。代々、雄勝石を採石していた遠藤さんの家系は、遠藤弘行さんで四代目。硯職人としては、先代に続いて現在も手彫りで硯をつくり続けています。


「摺ってみようか」
水を少したらし、墨を摺る。柔らかい方はゴリゴリと。硬いほうはスルスルと。墨を摺るときの感触もこんなに違うんだ。「柔らかい硯はね、墨と一緒に硯も削ってしまうんです。だから、墨の感じも『ぼてっ』とした印象になってしまう」
硯ひとつで、こんなにも墨の表情が変わってしまうってのを、比べてみて初めて知りました。

雄勝石というのは、雄勝で採石される黒くて光沢のある硬質粘板岩のこと。玄昌石とも呼ばれています。雄勝がまだ海の底だった頃に堆積した粘土や泥が長い年月を経て岩になったもの。一定の方向に力を加えると、薄いプレート状に割れるのが特徴です。


その加工のしやすさや、雨や衝撃にも強いという特性を活かして、「天然スレート」として建築物の屋根などにも利用されています。

MORIUMIUS(モリウミアス)の屋根に使われているのも、この雄勝石のスレートです。


2012年に復元した東京駅の屋根の一部にも雄勝石が使われています。
2011年に発生した東日本大震災の影響で、復元中の登米産のスレートや、新たに追加する予定だった雄勝産のスレートも津波で流出の被害を受け、ひとつひとつ回収しては洗浄や検品を行い、ようやく東京駅の屋根として納品できたとのことです。東京駅丸の内南口の地下改札近くに、雄勝の子供たちが絵を描いた雄勝石の壁画が設置されています。

雄勝石は硯の原料として用いられ、この「雄勝硯」は全国の硯のシェア90%を占めていると言われています。
以前は、雄勝に28名の硯職人さんがいるという話を聞きました。
今回、雄勝硯生産販売協同組合の方に伺ったところによると、現在は雄勝で硯をつくっている職人さんは4名のみ。そのうちの2名は、雄勝硯生産販売協同組合の事務所のある仮設の「おがつ店こ屋街」と同じ敷地内にあるプレハブの工房で制作を続けているそうです。

今回僕らが訪れた「エンドーすずり館」の遠藤さんは、もともとは石を採掘する家系だったそうです。現在は、組合には所属していませんが、雄勝石を使った硯を制作しています。

同じ雄勝石でも、硬さや色などまちまちです。
柄を肩に当てて押し出すタイプの鑿を使って彫るのをちょっと体験させてもらいました。力いっぱい鑿を押し当てても、硬い石はなかなか削れない。「これは大変な作業だな」と思いました。

MORIUMIUS(モリウミアス)に訪れたら、ぜひこの黒い屋根の雄勝石にも注目してみてください。

2015年5月2日土曜日

ホームページ

本日、モリウミアスのホームページがリニューアルオープンしました!
(このブログのサポーター、前田さんと藤原さんもホームページ作成にかかわっておられるそうです!)

http://www.moriumius.jp/welcome#whats-new


いよいよ、予約が始まります。
モリウミアスをどっぷり満喫する、7泊8日滞在型プラン。
モリウミアスでの経験を自分のものにできる、2泊3日プラン。
雄勝の自然を体験する、1泊2日滞在型プラン。

行く度に違う経験ができるのも、モリウミアスの魅力。



学びのプログラムをはじめ、オープンに関するいろいろなことについて
スタッフさんは何度も打ち合わせを行っておられます。

先日、企業研修があった際も、スタッフさんは綿密な打ち合わせのもと、
学びのプログラムの計画や準備をされていて、
終了後は今後の企業研修をよりよくするための反省会をしておられました。




ハングアウトを使って東京と雄勝をつなぎ、
会議をされている姿や
雄勝アカデミーに帰ってこられてからも
夕食後や就寝前に仕事されている姿を見ると、
絶対、絶対、オープン後は
今の廃校再生プロジェクトツアー以上に
もっと楽しくなると思います!







小中学生の皆さん、学校ではできないような、大自然の中で体を動かす経験しませんか?
保護者の皆さん、人が温かい雄勝町に来て、雄勝の海の幸を楽しみませんか?

雄勝が好き!桑浜が好き!モリウミアスが好き!

モリウミアスを飛び出して、少しお散歩してみましょう。

桑浜小学校の名前の由来ともなっている、桑浜の地を歩きます。


旧桑浜小学校から少しくだると山道があります。
山道を抜けると住宅が並び、その奥には海が見えます。
それはまるでドラマのワンシーンのような風景。

「漁村」という言葉がぴったりのこの桑浜。
どんな方がお住まいなのでしょう。



「いらっしゃい」
笑顔で出迎えてくださったのは、桑浜の会長さんです。
会長さんは夫婦で桑浜にお住まい。
漁業をされています。

1度、モリウミアスで出会った方々と会長さんの家に伺ったことはあったのですが、
一人で行くのははじめて。
覚えてもらえてないかもしれない…という不安も交じり、緊張しながら訪問しました。
「あがってって」
奥さんの由紀子さんに誘っていただき、おうちにお邪魔しました。

「あなた、奈良から来たんでしょ?遠かったんじゃない?」
「学校(モリウミアス)、できてきたね!」
「この間お風呂の内覧会があってね、…」
「6日にここでお祭りがあるの!」
由紀子さんの優しい雰囲気につつまれ、楽しく話をしていると、お客さんが来られました。
以前ワカメ漁に一緒に行かせていただいたのり子さんです。
http://moriumius-ogatsu.blogspot.jp/2015/03/blog-post_24.html

お二人は桑浜に来られた方をよく民泊で受け入れておられるそうです。
「お母さんね、人がとっても好きなの。」
由紀子さんとのり子さんは言葉通り、突然お邪魔した私にとてもよくしてくださったばかりでなく、
過去に家に来た方のこともよく覚えておられました。

「人がいっぱい来て、出会いがいっぱいあって」
由紀子さんとのり子さんは話します。
「桑浜の人は震災で減っちゃったけど、外からいっぱい人が来るようになった」

確かに私自身、東日本大震災が起こるまで石巻や雄勝のことを聞いたことがありませんでした。
きっかけは震災という悲惨なものではありますが、私は雄勝に来て、多くの方に出会いました。



桑浜の皆さんと、世界各地から雄勝に来た方がつくる、モリウミアス。
由紀子さんとのり子さんとお話をして、雄勝が、桑浜が、もっともっと好きになりました。

2015年5月1日金曜日

いざ、雄勝へ。

「ところで、雄勝へはどうやっていくの?」
今日はその疑問にお答えします。

仙台
石巻行きの高速バスに乗ります。
本数は、1時間に2~3本。
イオンモール石巻を目指します。



30分くらいで、三陸自動車道に入ります。
仙台を抜けると、だんだん風景が変わってきます。


石巻市に入りました!
田んぼが広がっています。
さすが米どころ、東北!
西日が良い感じに輝いてますね~

1時間20分ほどで、イオンモール石巻に到着。
バスから降ります。
イオンで、石巻の地図を見つけました。
日本地図を南北反対にした方角です。
現在地イオンは右上、拡大部の少し下あたりにあります。


雄勝は左端に…


イオンと雄勝は、石巻の端と端。
モリウミアスへは、ここから車で1時間ほどの旅が待っています。

平日は1日3本、雄勝地区へのコミュニティバスが通っています。
雄勝でこのバスを見かけたらラッキー!
優しい運転手さんがいます。
ぜひ、乗ってみてください。


石巻イオンから車で10分ほど。
「上品の郷」温泉があります。
広くてとっても温まる温泉です。

そこから10分くらい進むと、東北最大の河川、北上川が見えてきます。

出典:Wikipedia
北上川に沿ってさらに15分ほど進み、トンネルを抜けると
雄勝町に入り、海が見えてきます。

トンネルから15分ほどで、モリウミアスの事務所、雄勝アカデミーに到着します。
コミュニティバスでは、1時間ほどで到着します。


仙台から車で行くと、東北自動車道を通って1時間40分ほどで着きます。

「家に帰るまでが遠足です」という言葉がありますが、
雄勝やモリウミアスは、行き帰りの道も楽しめます。
車で行くもよし、バスで行くもよし。

皆さんなら、どうやって行かれますか?

「いい湯だな♪」


【祝!】モリウミアスのお風呂が完成しました!
このお風呂づくりに関わった方は数知れず…
私自身、1月、2月とモリウミアスに訪れる度に変化するお風呂を見てきました。
2015年だけでもこれほどの変化があったお風呂。
私よりももっと前からモリウミアスに関わっておられる方や、地域の方にとって、
お風呂の完成の日は待ち遠しかったに違いありません!

1月24日のお風呂

2月28日のお風呂
4月30日現在のお風呂

お風呂の中は、こんな感じ。
竹に囲まれた露天風呂でございます!




 浴槽から見上げると、こんな感じ。
今日は天気もよかったので、とっても気持ちが良かったです。


お風呂づくりに関わる方が残したメッセ―ジ。
お風呂場のどこかにあります。
来られた際は探してみてください。


昭和の日、地域の方に向けてのお風呂のお披露目会がありました。
中には足湯に留まらず、勢い余って全身浴される方も!
お風呂場では、「いい湯だな」の大合唱が!



モリウミアスで思いっきり汗をかいたあとは、このお風呂で決まりですね!