2015年7月5日日曜日

「行きたい」と思ったら行く。

モリウミアスには、たくさんの人が集まります。
そのうちのひとり、京都に住む大学4回生、宮本梨紗さん。



もともと、別のイベントで宮本さんに出会ったのですが、2人ともモリウミアスに行く前のことで、そのときは東北の話さえしていませんでした。
私のモリウミアス行きが決まって少ししてから、宮本さんがFaceBookでモリウミアスに行ってきたことを書いていたのを見たときはびっくり!
私も宮本さんも、何度かモリウミアスに訪れたのですが予定が合わず、関西でしか会えていませんが、関西で会ったときも東北の話やモリウミアスの話で持ち切りでした。

宮本さんがモリウミアスを訪れたきっかけは、Youth for 3.11さんの雄勝学校再生プロジェクト。
教員を目指していいる宮本さんは、子どもがいきいきわくわくできる場を作るお手伝いができる、ということに魅力を感じ、参加されました。


自分が今している作業が、これからどう生かされていくのか。
これを使って、どんな子がどのように学ぶのだろうか。
宮本さんは作業中、ずっとわくわくしていたそうです。

1つ1つは地味で小さな作業ですが、それらの作業が合わさってたくさんの人が集まってモリウミアスを作り上げていく。作業を通して多くの人と出会える。
子どもたちがモリウミアスでどのようにいきいきわくわくできるのかを考えること、その場作りに自分が関われることが楽しい。
中でも、
1番の魅力は、海も森も近くにあって自然から学べること。
漁業体験や、伐採、また雄勝石を使ったモノ作りなどを体験的に学ぶことができることで、新たな発見や学びが得られるとともに、真の生きる力が獲得できるはず。

宮本さんも、モリウミアスプロジェクトの参加者であり、モリウミアスのファンの一人です。


宮本さんと私の共通点はモリウミアスに参加したことだけでなく、
教員を目指していること、
そして、東北が好きなことにあります。

宮本さんは東北に何度も訪れては、ボランティアに参加されています。


宮本さんが初めて東北に行ったのは去年の夏。
復興の現状や課題などを自分の目で見たい、被災地のために何かしたい、そんな思いで東北に行き始めました。
東北に何度か訪れているうちに、大好きな人や大好きな町ができて、その人たちに会いたい、そこに行きたいから行く気持ちが強まりました。
「『行きたい』と思ったら行く。それが全ていいとは思わないけれど、自分自身とても楽しいです。」
と、宮本さんは話します。


「行きたい」と思ったら行く。
それが大切と分かっていても、実際行動に移すのは難しいもの。
それでも東北に行き続ける宮本さんの笑顔は、とても輝いていました。


最後に、宮本さんから学生さんへのメッセージです。

東北に行きたいと思っている人がいれば、
ぜひその思いを大切にして欲しいです。
そして、そこでたくさんの人と出会って欲しいです。
私も昔は出会いとかそんなものは
一過性なものに過ぎないと思っていたけど、
たくさんの人と出会う中で、本当に自分自身変わったし、
これからもそうした出会いは大切にしていきたいと思います。
今年の夏は私もサポートスタッフとして参加させて頂く予定です。
またたくさんの人と出会えることが楽しみですし、
みなさんとも出会うことができたらなと思います。


宮本さんの大好きな町のひとつ、雄勝町。
モリウミアスは雄大な自然と、大切な人に出会える場所です。